GLORY ENGINEERING

エンジンオーバーホールの続き

 

74FXE様 エンジンオーバーホールの続きです。

シリンダー上下ガスケット面研とシリンダーブロックハイト合わせです。
昨日のシリンダーヘッドハイト合わせと合わせて燃焼状態を前後バンク揃える為に重要な作業でブロックハイト合わせです。

本来は機械上でクランクケースの軸センターからデッキ面のハイトを合わせた上で、シリンダーハイトを合わせるのが理想ですが、ピストンが最終オーバーサイズまでいかない限りクランクケースとシリンダーを別の組み合わせで使う事はまずない事と、費用対効果を考えて
シリンダーヘッドガスケット面とピストン上死点の高さを基準にシリンダーの面研でブロックハイトを合わせています。

シリンダーデッキハイトを合わせるとピストン上死点の位置が前後で揃うのでシリンダーヘッドハイト合わせ面研と合わせて行う事で厳密にピストン上死点位置での燃焼室体積が揃います。

この加工を行なったエンジンは定常運転状態のアイドリング状態でエキゾーストから延々水が出ます。 暖気初期の結露ではなく燃料の炭化水素HCと排気の二酸化炭素Co2が結び付きH2O即ち水になります。 勿論ショベルなので三元触媒無しのエンジンです。
一言で言うと完全燃焼の証拠です。
(※管長に大きく差のあるアップスウィープやほとんど排圧の掛からないサイレンサーだと出ません)

リアバンク失火しているとこうはなりません。
勿論北関東、東北方面で流行ってるらしいガバナーではなく普通の何処でも買えるガバナーでです。

ハーレーって面白い仮想理論立てて面白い物売ろうとする人多いですよね
人はプラシーボで騙せても内燃機は機械であって燃焼は科学なのでロマンはあっても嘘はつきません。

 

 

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