GLORY ENGINEERING

トランスミッションオーバーホール

https://youtube.com/shorts/ODdwaliJeFg

69FLH様 全抜き確認したスタットボルトをセットしてトランスミッションオーバーホールスタートです。

ブッシュ、ベアリングレース類も全抜き、圧入シロの測定をします。

緩い車両結構有ります

その際はオーバーサイズボーリングします。

カウンターシャフトブッシュは使える物はフェイスを一皮剥いて整えて再使用します。

ギアの側面の当たる面以外は基本消耗箇所ではないので使える物は再使用します。

メインドライブギヤは今回の69FLH様は虫食いが有ったので交換です。

アンドリュースのメインドライブギヤ非常に良くできて寸法公差も素晴らしいのですが、メインドライブギヤブッシュのクリアランスは随分と甘いです。

メーカーの仕上げなのでクリアランス測定もせずに他社のメインシャフトと組み合わせて使用された際にかじるリスクを回避した数値です。

クリアランス大きいので、シールの新しい間は良いですが、そう長持ちせずにミッションオイル漏れ始めます。

新品ブッシュを抜いて入れ替え、最適なクリアランスで仕上げ直しています。

少し傲慢に聴こえるでしょうがメインドライブギヤブッシュの仕上げには絶対の自信を持っています。

ギヤ側からボーリングバイトを入れるのはセットは簡単ですが、肝心のメインベアリングレース部との同芯の確認ができません。

旋盤の一般的な三ツ爪チャックは簡単にまあまあな芯は出ますが、完全な芯出しをしようとするとあれほど難しいチャックはありません。

芯ズレでクリアランス詰めると最悪メインシャフトとブッシュで焼き付きます。

数値は適切な計測をすれば誰にも平等に裏切らないです。

 
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