JIMSパワーグライドリフター割れのトラブルシューティング
62FLH様 JIMSパワーグライドリフター割れのトラブルシューティングです。
まずバルブスプリングロワシートがガイドに沈めずそのまま乗っかっていました。
それに対してトラベル稼ぐオフセットアッパーシートでなんとか帳尻が合っていたものの、セット圧184lbs 最大リフト圧353.6lbs はANDREWS ‘H’grind のリフト0.45in,に対して非常識な数値です。
スプリング、スプリングシート変えて適正なセット圧、最大リフト圧に設定し直せば今後リフターが破れる事はないでしょう。
そして異常に高いバルブスプリングのテンションを適正化してやる事で、エンジンの回転が軽くなるのとキックスターターも楽になる筈です。
自分がこの世界に入った頃に比べハーレーのエンジンチューニングに興味を持つお客様が圧倒的に少なくなった様に感じています。
それは周りでチューニングした人がする程に調子を崩し不幸になって行ったからではないでしょうか?
そしてショップサイドも無難なオーバーホールの方がトラブルを回避できるから勧めなくもなったのではないか?と思います。
正しい知識と経験で調律したチューンドハーレーエンジンはノーマルでは味わえない魅惑の世界です。