SHOWAカートリッジフォークのオーバーホール②
99XL1200S様 純正SHOWAカートリッジフォークのオーバーホール続きです。
インナーチューブにラッピングで取れる程度の小傷入っていたので、旋盤でラッピングしました。
ラッピングすると研磨目よりも更に面粗度が上がるので滑りも良くなる筈です。 こっちはオマケと思って下さい多分です。
GLORYでのFXDX、XL1200S純正のカートリッジフォークのオーバーホールは当然ダンパーアジャスター周り迄全分解です。
汚れが溜まっていては本来のオリフィス径と機能が異なるので本来の性能を発揮できません。
今回はオーバーホールに合わせてHYPER PROのスプリングkit組み込みです。
スプリングの巻き方から見ても低速から入りやすく奥で粘ってくれそうです。
メーカー側で車種ごとのセッティングデータ取りをしているのも素晴らしいです。
あくまでもノーマルの車体ディメンションに対してですが
自作SSTでダンパーチューブのエア抜きを丁寧に入念に行って油面調整します。
年1出てくるか?来ないか?の頻度のカートリッジフォーク専用工具でスプリング圧縮して分解、組み付けになります。
カートリッジフォークのオーバーホールもっと御依頼下さい。
静止サグ調整して実走でプリロード調整、バンプ、リパンプダンパー調整をして完了です。
このFXDX、XL1200Sのフロントフォーク、サスペンション専門店のように車重、ライダー体重からベストセッティングを導き出せない街のオートバイ屋にとってはセッティングが取りやすく、納車後オーナー様が自分好みに微調整もでき良いサスペンションだと思います。
プリロードとダンパーの調整が決まると自分のバイクか?と思うほど乗り易く曲がりやすく運転が上手くなったと錯覚する様な乗って楽しいオートバイに仕上がります。
GLORY ENGINEERING
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