GLORY ENGINEERING

エンジン腰上オーバーホール

S&S ナックルKN93様エンジン腰上オーバーホールです。

 

S&Sのシリンダーベースナットは座面が狭すぎてシリンダー側座面の座屈を原因とするベースナットのトルク抜けが怖いので対策として78upのショベルのスタッドボルトに三日月形状のワッシャーを入れナットも78up仕様に対策しました。

ピストン組んでシリンダー落としてから不具合が見つかるとガッカリなので、ピストン無しで仮組み確認、加工しました。

この対策ストローカーエンジンの方は特にやった方が良いと思います。

三日月ワッシャー入れる事でシリンダーベースフランジの剛性も上がると思います。

腰上オーバーホールの際のピストンピンブッシュ入れ替え、内径仕上げはどうしても確実に1発で完璧な仕上がりを出せないのであんまり好きじゃないです。

フルオーバーホールならコンロッド  単体でフライスでボーリングで1発で完璧に仕上げられるんですけどね

今回はリア側一回失敗で決まりました。

ピストン-ピストンピン間のフローティングクリアランスも考慮してピストンピンブッシュクリアランス仕上げています。