GLORY ENGINEERING

スイングアームピボットベアリング交換

84FXE様 スイングアームピボットベアリング交換です。

毎年定期メンテナンスの際にグリスアップは繰り返していましたが、そろそろ要修理かな?で作業提案しましたが、
今回この箇所に関してはもっと早めに提案するべきであったと反省しています。

ショベルの4速フレームのスイングアームピボットシャフトベアリングのコンディション悪いままの車両が正直多いです。
実際のところピボットシャフト以前に要修理箇所が多くそこまで手が回っていないのが大きな理由だとは思いますが、ピボットシャフトベアリング、レースは走りが変わります。

今回はその様な症状は出ていませんでしたが、ハンドルの振れ ウォブリングの原因がスイングアームピボットのガタから来ている物もありました。

そして、4速フレームのスイングアームピボットの調整は締め付けトルクではなく、プリロード調整です。

サービスマニュアルにも1.4〜2.7N.mのプリロードと表記があります。
締め付けが極端に甘い物も見かけますが、締め付けトルク2.7N.mとプリロード2.7N.mでは大違いです。
測定機器使用して適切な調整が必要となる重要箇所です。