オーバーホールの続き
シリンダーヘッドガスケット面過去に面研されているようですが計測の結果最大で0.04mm前後共に歪みがありましたので面研修正しました。
合わせて簡易燃焼室容積合わせとしてシリンダーヘッドハイト合わせ面研しました。
メタルガスケットを万能と思ってる人多いと思いますが、荒れた面に対しては純正やテフロンコートガスケットの方が追従性が高く適しています。
あくまでもメタルガスケットは面粗度、面精度の高いガスケット面に対して効果を発揮します。
自分も未だにガスケット交換のみのご依頼で面が荒れている物に関してはあえてテフロンガスケットを使う様に使い分けています。
簡易容積合わせでシリンダーヘッドハイトを合わせるのは、2気筒を1キャブレターでまかなっている以上前後バンクの空燃費、プラグの焼け具合を均一に合わせるには圧縮比、圧縮圧力を揃え燃焼状態を均一にしてやる他ありません
以前は容積測定して面研量で燃焼室容積合わせていましたが、費用対効果を考えるとハイト合わせで十分かと判断しました。
ロッカーガスケット面も面荒れが酷かったのでスタッドボルトを抜き取り修正面研しました。
今後のオーバーホールの際の事も考えてロッカーガスケット面も面研量を前後で合わせておきました。
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